京都で感じた皇室の美学

らぶ牛らぶ子です。

 

去年の大阪ゴー宣の折、私は初めて京都の鹿苑寺金閣を訪れました。うーん綺麗綺麗!沢山写真を撮ったあと、順路を進んでいくと、何やら小さな小屋が。

 

『夕佳亭(せっかてい) 

第一〇八代天皇、後水尾天皇の茶室』

 

え!?これ天皇の茶室なの!?使用人の準備室とかじゃなくて?えーー!!

金閣と比べるとあまりにも地味といいますか、質素な作りで、驚きました。気付かず素通りしてしまうところでした。

 

いくら茶道が身分関係なくもてなす世界とはいえ、お国の一番偉い人の茶室がここまで小ぢんまりしているとは…

しかもあの金閣のすぐそばなものですから、対比するとえらい違いです。

 

しかし、見ていると、不思議な…深い深い趣を感じるのです。私では語彙力が足らず、表現が難しいのですが、何か深い「美学」のようなものを感じたのです。

 

「皇族は税金をたんまり使って贅沢三昧している!」と言っている人達に見せてあげたいものです。こんなに質素な王族、世界のどこにもいないと思います。

日頃の私たちこそ、資本主義のリズムに乗せられてアレも欲しい!コレも欲しい!と欲に駆られ、見失っているものがあるんじゃないでしょうか。

 

 

ゴー宣九州支部では、多くの人に皇族に対しての興味関心を持ってもらおうと、互いにアイデアを出し合っております。

その中でもとびっきりど素人の私は、皇族に関係のある観光地の立て看板を読んでは、「なるほどね!」と詳しくなった気になって帰っていく、ハイパー凡人です。

 

皇族のことはよく知らないという人でも、観光した先でその場所の歴史を知るとちょっと得した気分になるものです。日本ほど長い歴史のある国なら、日本全国に当時の皇族の息遣いを感じられるものが沢山あります。

 

 そういったところをクローズアップするのも、より皇族のことを身近に感じられていいのではないかな、と思いました。