最近の皇室に対する政府の対応について思うこと

九州支部メンバーのリョービンです。

 

最近、皇室に関する政府の対応を見ていて、やっぱりというか、私はすっかりあきれ返ってしまいました。

現在政府は、「皇位の安定継承」について検討するはずが、「皇族数の確保」という論点の姑息なすり替えを行って問題の先送りをしようとしています。

しかし、いくら皇族数の確保をしたところで、「男系男子に定める」というルールを続けていく限り、皇位継承者が悠仁さまお一人しかおられないという事実に変わりはないはずです。

これがいかに危機的なことであるのか、政府はわからないのでしょうか。

そもそも、それが危機的な状況であるからこそ、国会内で形だけとはしても皇位安定継承の議論が今まで行われてきたはずです。

政府が皇位継承の議論を先送りにしている以上、それは自分たちがこの世を去った後なら皇室が途絶えてもいいと言ってるようなもので、無責任極まりないと思います。

 

以前の、眞子さまや小室さんに対するバッシングの際は、皇室をいわゆる「上級国民」とみなして(そもそも、皇室の方々は国民じゃないんですけどね)、ルサンチマンにまみれた大衆が騒ぎまくっていましたが、この人たちは尊皇精神というものがひとかけらもなく、自分たちの方が皇室の方々よりも偉いと思い込んでいる不届き者だなあ、と思ったものです。

しかし最近の政府の対応を見ていると、例えば自民党のM幹事長をはじめとして、彼らは眞子様たちをバッシングした連中と同じくらい尊皇精神も持ち合わせていない不届き者ではないか、と思うようになってきました。

 

フランスのように革命後の幾たびの混乱を何とか乗り越えて、王室がなくとも「自由・平等・博愛」の精神のもとで国民が団結し、「法治」の精神を醸成した国ではない以上、今後も、日本人が存在する限り、日本に皇室は不可欠な存在です。

もちろん、国民一人一人の尊皇精神もセットであることは言うまでもありません。

日本の精神や伝統の背骨の役割を担ってきた皇室。

私たちの気づかないところで、でも実は身近なところでその残影は消えることなく確実に存在し続けています。

日本人が日本人としてあるために、政治家は言うまでもなく、改めて国民一人一人がしっかりと皇室について学び、尊皇の精神を醸成していく必要があるのではないでしょうか。